今回は「エッチな話題」とは言えませんが、興味深い話だったので紹介します。
女性なら誰でも気になる乳がんについて。
授乳は乳がんリスクを下げる 中川恵一准教授
元ニュースキャスターの小林麻央さんか不幸にして亡くなってしまったのは記憶に新しいところです。
ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳がん予防のため、両方の乳房を切除した件も話題になりました。
(乳がんの家系だから、というのが大きな理由だったそうですが、切除しなくても・・・とも思います)
今では効果的な治療法があるため、早期に発見できれば完治するのですが、怖いことには変わりありません。
この乳がんを予防するのに、最も有効なのは何かご存知でしょうか?(タイトルでバレバレですが)
それは
授乳すること
なのだそうです。
週刊新潮 2014年 8/28号(Amazon)に掲載された、東大病院放射線科の中川恵一准教授のコラムで解説されています。
その部分を引用させて頂きます。
女性の場合、乳がんを避けるためにもっとも有効なのは「授乳」です。つまり、子沢山の女性では、乳がんは少なくなります。
乳がんの女性5万302人と健常な女性9万6973人を比べた「疫学研究」があります。研究結果によると、出産人数が1人増えるごとに、乳がんりリスクは7%ずつ下がりました。
さらに、出産人数が同じ場合でも、授乳期間が1年長くなるごとに、リスクが4.3%ずつ低くなることが分かりました。
先進国と比べて、開発途上国では、乳がんが少ないことが分かっていますが、この差は、出産回数が多く、授乳期間も長いという2つの要因だけで、ほとんど説明できてしまいます。
仮に先進国の女性が平均2.5名の赤ちゃんを生み、それぞれに今より半年長く授乳を行えば、毎年乳がんの5%を予防できる計算です。
開発途上国の女性に乳がんが少ないのは、簡単に言うと赤ちゃんをたくさん産んで、おっぱいをあげてる期間が長いからというわけです。
最近はバストの形が崩れるからといった理由で授乳を嫌う女性もいると聞きますが、乳がんを防ぐ意味ではそれは間違いと言えそうです。
ちなみにこの中川准教授のコラムでは、ガンを防ぐために「何より大事」としてあるのは、タバコを吸わないことです。
タバコを吸う女性の数は年々減っているそうですが、しばしば見かけるのは事実です。
健康面だけでなく美容にも良くないので、タバコはまさに百害あって一利なし。喫煙習慣があるなら、すぐに禁煙しましょう。