男女間の距離は、親密さを増すほど縮まっていきます。
 
またその距離には長さごとの名前がついています。

「ふれあいの12段階」とデズモンド・モリス氏のエピソードおよびラティラハスヤ の「くすぐりの順番」と共に紹介します。

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二人の間の距離と親密さ

二人の距離が…
 
45cm以内なら「密接距離」であり、恋人同士とも言える距離です。
 
45cm~1.2mは「個人距離」で、友人関係ならこの間隔に。
 

 
1.2m~3.6mなら「社会距離」になり、仕事上の付き合い。
 
3.6m以上離れると「公衆距離」で、何の関りもない(持ちたくない)赤の他人です。
 
距離が近づくほど親密といえるわけですが、好意を持っていない相手からいきなり近づかれると嫌悪感を持たれることも忘れずに。

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ふれあいの12段階とは デズモンド・モリスの学説

距離に関連して、ふれあいの12段階について。
 
ふれあいの12段階とは、イギリスの動物学者デズモンド・モリスが唱えた学説です。
 
人間の性的親密度がどのような過程を経て発展していくかを、身体の接触で表わしています。
 
ふれあいの12段階とは

「目から体」
「目から目」
「声から声」
「手から手」
「腕から肩」
「腕から腰」
「口から口」
「手から頭」
「手から体」
「口から胸」
「手から性器」
「性器から性器」
 

 
を言います。
 
まずは相手を見て「お!いいな」と感じ、そのうち目と目が合うようになり・・・という段階を踏んで親しくなっていくわけですね。
 
モリス氏は「人間は2足歩行を始めたことをきっかけに、女性はお尻から胸へとセックスアピールの場所を変えた」という分析をしたことで知られ、著書もたくさん邦訳されています。

モリス氏のエピソード 大相撲の勝敗を予測

動物行動学者のモリス氏には次のようなエピソードがあります。
 
来日した際に相撲観戦をした氏は、十両の取り組みでは力士の行動観察により勝敗の8割が予測できたそうです。
 
しかし幕内になるとどちらも巧みに自分が勝つという信号を送っていたため、勝敗を読めなくなりました。
 

ラティラハスヤ の「くすぐりの順番」

ふれあいの12段階に似た(?)考え方に、ラティラハスヤ の「くすぐりの順番」なるものもあります。
 
ラティラハスヤとは「アナンガ・ランガ」「カーマ・スートラ」と並ぶ、インド3大性典のひとつです。
 
ラティラハスヤには、女性を官能に導くためのくすぐり方が紹介されています。
 
それによると、女性を官能に導くためには女性の体を下から上へくすぐっていくとされています。
 

 
具体的には以下のとおりです。
 
足の親指→かかと→ヒザ→性器→ヘソ→乳房→腋の下→首→頬→唇→額→頭
 
くすぐりの部位としてはかなり場所が多いので、上半身だけ、あるいは首から上だけでもこの順番で試してみてはいかがでしょう?

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