管理人はすでにオッサンですが、老けこんでみすぼらしい感じにはなりたくないな、と考えています。
 
男がトシをとっても、ある程度は外見に気をつかうべきだと思うのです。
 
健康雑誌「壮快」には、小林弘幸教授が読者の相談に答える「幸せのカルテ」という連載があります。

そこで「外見の若さを取り戻す4つのポイント」というタイトルで、このような相談が寄せられていました。
 
(このコンテンツは雑誌「壮快」2018年2月号184~185ページを参考にしています)
 
「自分が老け込んでいくのが悲しくて鏡も見たくない」という相談者は58歳の男性。妻と2人暮らし。

先日、高校時代の同窓会がありました。
 
当時好きだった女性は美しくとしを重ねていました。それにひきかえ私は、腹が出て髪は薄くなり、服装も年寄り臭く、とても同い年には見えませんでした。
 
一方で、小林先生のように若々しい男性もいました。みじめな気分になり、早々に帰宅。それ以来、鏡も見たくないほど落ち込んでいます。
 
女性にモテたいわけではありません。自分が老け込んでいくのが悲しくてたまらないのです。
 
少しでも若々しくなるには、どうしたらいいでしょうか。

男性の悩みをまとめると、
 
自分の容姿・男性としての魅力に自信がなくなり、自己嫌悪に陥っている。
 
ということではないでしょうか。
 
怒っている男性
 
ある程度年齢を重ねると、
 
・髪が薄くなる
・腹が出てくる

 
といった容貌の変化は多くの男性が経験するので、この相談のような悩みはかなり「ありがち」ではないでしょうか。
 
「女性にモテたいわけではない」とありますが、管理人としては(このサイトのテーマ的に)いくつになっても女性(異性)の目は意識しておきたいと考えています。
 
それがとりもなおさず、外見の若さをキープすることにつながると思うのです。
 
この悩みに対し、小林教授はこのように回答されています。

ご安心ください。今からでも、ご自身の魅力を開花させることはできます。
 
60歳目前で自分を変えようとするあなたは、心の若さを失っていません。外見の若さは、行動しだいで取り戻せます。
 
私が心がけていることのなかから、四つのポイントを挙げていきましょう。

相談者さんの意図からするとちょっと語弊があるかもしれませんが、「モテるおやじ」になるための、小林教授の秘訣とも解釈できるのではないでしょうか。
 
一般的な「オヤジのモテテク」とはちょっと違う、小林教授の考えを以下にまとめます。
 
ほほえむ男性上半身
 
1 肌の乾燥を防ぐ
小林教授によると、男女が老けて見える主な要因は「肌の衰え」です。
 
とはいえ、年齢と共にシワやシミ、たるみが増えるのは防ぎようがありません。
 
ただし、肌にツヤがあれば若々しく元気な印象になります。
 
そのためには保湿し、乾燥を防ぐ必要があります。乳液やクリームなどで保湿を心がけましょう。
 
そして肌に良い緑黄色野菜やナッツ、ゴマ、納豆、小魚などを積極的に食べるようにしましょう。
 
 
2 おしゃれをする
二枚目俳優には、髪が薄く、お腹も出ている人が多くいます。つまりそれらはマイナス要因ではないのです。
 
服装が年寄り臭いと思うなら、奥さんや店員さんにコーディネートしてもらうのもひとつの手です。
 
着る頻度が高い仕事用のスーツを新調すると、周囲の反応が変わり、自分の気分も上がります。
 
(管理人より一言)
確かに、女性が男性を嫌う要因として「薄毛」「出っ張ったお腹」を挙げてある例はほとんど目にしません。
 
「食べ方が汚い」「店員さんに横柄」などは、「絶対にイヤ」な要素の常連ですが。
 
 
3 滑舌を良くする
たとえ見た目が若くても、発音が不明瞭だったり、滑舌が悪かったり、話すたびに唾液が飛んだりしては、ちょっと残念ではありませんか?
 
声をしっかり出してなめらかに話すためには、筋肉である舌や声帯を鍛える必要があります。筋肉は使わなければどんどん衰えていきます。
 
鍛える方法としては、カラオケがオススメです。小林教授も2週間に一回はカラオケに行き、5~6曲歌っています。
 
20代の医師と一緒に行くので最近の曲もチェックしており、若い人との交流もできます。
 
(管理人より)
これはあまり指摘されないポイントではないでしょうか?
 
確かにモゴモゴ話しては、とても若々しい印象は与えられません。ある程度声を張って、はっきり話せばそれだけで活発で元気な人、と周囲の人は感じるはずです。
マイクを持つ男性
 
4 一日5分集中して歩く 瞑想と同様の効果
小林教授は「若く見えるかどうかは、姿勢で決まるといっても過言ではありません」としています。
 
背筋を伸ばして肩の力を抜き、頭のてっぺんから糸で吊されているつもりで、目線はまっすぐ前に向けます。
 
この姿勢で5分間、何も考えずに歩くのです。毎日実践すれば正しい姿勢が身につきます。
 
重要なのは、正しい姿勢を意識してキープしつつ、歩行に集中すること。「昼食は何を食べようか」「仕事に行きたくないな」といった雑念を起こしてはいけません。
 
とはいえ、どうしても雑念は浮かぶもの。
 
そんなときは「雑念が出てきたな」といったん認めて、そのうえで改めて歩行に意識を向けなおしましょう。それにより雑念は消えていきます。
 
これはいわば、瞑想や座禅と同じです。
 
雑念を受け流し、一つのことに集中する。これを繰り返すと、怒りや嫉妬、みじめな気分など、負の感情が沸いたとき、自分を冷静に観察できるようになります。
 
感情に振り回されなくなり、ストレスもたまりにくくなります。
 
心が穏やかになるので副交感神経の働きが高まり、血液の巡りも良くなって心身を若々しくたもつことができるのです。
 
(管理人より)
歩行に集中することにより、心が穏やかになって精神的に余裕ができる、ということではないでしょうか。深い呼吸も意識するとさらに効果がアップするはずです。
 
管理人個人的には、一日数分だけでも深い呼吸をするだけで、ささくれた心が穏やかになり、心に余裕ができる気がします。
 
いずれもそれほど難しくなく、金銭的な負担も大きくはなさそうです。
 
全てを一度に実践するのが難しいなら、まずはどれかひとつでも心がけて習慣にしてみてはいかがでしょうか。
 
それまでにやったことがなければ、何らかの変化をもたらしてくれるはずです。