湯山玲子さんと二村ヒトシさんの対談本「日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない」では、お二人の年代と性に関する話題も出てきます。
女性の湯山さんは閉経、男性の二村さんはそろそろ「元気」が無くなってくる件ですね。
日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない
それぞれに対するお二人の考えを抜粋して紹介します。
特に二村さんは「男性の元気をキープするコツ」に言及されています。すぐに実践できますよ!
(このコンテンツは「日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない」221~223ページを参考にしています)
中高年男性は腹式呼吸と”肛門締め”が必須!二村ヒトシさん
二村 女性は、閉経後、自分の性器や生理現象とどう向かい合うものなんですか。
湯山 私は、生理がなくなって本当にせいせいした。よく、毎月あんなことやってたなという感じ。私、生理がそんなに重くなかったし、ほとんど初潮のころからタンポン派だったので、まったく負担がないタイプと思っていたけれど、違う違う。
今思い返すと、それでも身体の波はあったし、性欲という意味ではホルモンの力は大きかった、と。月一回の処置はまあ、ホントに面倒くさかったよね。下着の手洗いとかさ。
でもそのことを「女でなくなった」と落ち込む物語には一切乗らなかった。空気は読めるけど、空気には乗らない。これ、私の人生スキルだから。
二村 中高年の男性の性の話をすると、チンチンが勃たなくなってくるのは当たり前なので、とにかく腹式呼吸とお尻の穴を締めること、つまり前立腺を意識する習慣をつければ大丈夫。本当に男性はケツの穴を締めたほうがいい。
湯山 ああ、女子もあるよね。膣トレ。
二村 男も膣トレとまったく同じことを、肛門でするべきなんです。女性はヨガに興味がある人も多く、男よりも自分の体に関心が高いでしょう。男って自分に「内臓がある」って思ってないんですよ。
二日酔いにならないと自分に胃袋があるとわからないのと同じで、女性は毎月一回生理があって自分の子宮やマンコの面倒くささと向き合うわけじゃないですか。
男は毎日チンチンに触っていても、自分でチンチンをコントロールできてると思い込んでいて、コントロールできない部分が自分にあるとは夢にも思ってない。だからEDになるとガックリくるんです。そもそも体の中に何かを入れられることもない。
女性はセックスのときに、”入ってこられる感覚”を知っている。男でそれを知っているのはマゾヒストとゲイの受けの人だけ。だから男は弱いんです。
男はもっと自分の内臓を意識したほうがいい。お尻の穴を意識してキュキュとやってるだけで老化にブレーキがかかる。ゲイの受けの人に若々しい人が多いのは、それをやっているからなのでは。
湯山 女性の場合、ハイヒールは腰によくないと言うじゃないですか。でも、そのわりにはヨーロッパなんかでは、けっこうご老体がハイヒール履いているし、おばあちゃんたちも腰が曲がっていない。
そうしたら、日本人はそもそも、草履を履いていたときの膝が曲がる摺り足でもって靴の生活をしているから不具合が出る、という身体メソッドがあって、逆にハイヒールを履きこなすことができる身体法を教わったことがある。
バレリーナはずっとつま先で立っていて内股が鍛えられて、骨盤も正しい位置にしっかりと収まっているのね。ハイヒールの靴はその体で履きこなすと、骨盤が締まり、腰痛にもなりにくいらしい。
二村 かかとに重心をかけず、つま先で立つということね。それで肩甲骨も後ろに引いて肩の力を抜けば、姿勢もよくなっておっぱいも上を向く。
湯山 骨盤がきちんとしていると、生理痛も軽いと聞いた。とはいえ、ハイヒールって大変なんだよね。年を取ると本当につらい。鍛錬っすよね、鍛錬。
お尻をキュッと締めて男性機能を維持する件は、別の記事でも目にしたことがあります。
「尻を締めておくよういつも注意している」というAV男優さんもいました。
いつでも、どこでもできる動作なので、意識して実践してみてはいかがでしょうか。(実は管理人も意識しています)