関口由紀医師が、著書「セックスにさよならは言わないで」で、女性のGSMセルフチェック項目を挙げています。
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「セックスにさよならは言わないで 悩みをなくす腟ケアの手引」（Amazon）
※サンプルを読む・Kindle版あります
同書の41～43ページから、一部を抜粋して紹介します。
そもそもGSMとは？女性特有のトラブル 受診すべきかチェック
GSMとは、簡単には”女性器およびその周辺のトラブル”で、主な症状は次の三つです。
・膣と外陰の不快感（ムズムズ・かゆみ・痛み）
・尿のトラブル（頻尿・尿モレ・再発性膀胱炎）
・セックスのトラブル（痛み・出血など）
程度の違いこそあれ、多くの女性にはこうした悩みがあります。あまりに頻発する、あるいは症状がひどい場合は医師に相談したほうが安心です。
「受診すべきかどうか」を判断するのが、この「関口式オリジナルGSM質問票」です。
年齢に関係なくチェック可能です。各項目の点数の合計で、セルフケアだけでOKか、医療機関を受診したほうがいいかの目安になります。
各設問の答えと点数は以下のとおりです。
ほとんどない １点
ややある ２点
かなりある ３点
常にある ４点
設問
・外陰・膣に違和感（かゆい・痛い・ムズムズやヒリヒリ）がある
・外陰・膣に炎症（赤くなっている・ただれている）がある
・外陰・膣が乾燥していると感じる
・外陰・膣から不快な臭いがする
※この設問の点数は以下の基準で決めて下さい。
ない １点
週一以下 ２点
週二回～数回 ３点
常にある ４点
・尿もれの頻度
※この設問の点数は以下の基準で決めて下さい。
ほとんどない １点
ややある ２点
かなりある ３点
常にある ４点
・尿もれの量
※この設問の点数は以下の基準で決めて下さい。
ない １点
パッドは必要ない ２点
パッドが必要 ３点
大きなパッドが必要 ４点
・咳やくしゃみで尿が漏れる
・尿の回数が多い（自分の印象で可）
・急に強い尿意を感じることがある
・膀胱炎を繰り返している
・性交時に不快感がある
・性交時にうるおい不足がある
・性交時に痛みがある
・性交時に出血する
・性交痛のためセックスする気がしない
ここまでの点数を合計して、以下の関口医師の評価をチェックしてください。
20点未満
今のところ安心。だけどGSMになる可能性がないわけではないので、日々のケアを始めましょう。
20点～40点未満
中等度以上のGSMの可能性があります。3ヶ月以上セルフケアをしても症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
40点以上
重度のGSMの可能性があります。急いで医療機関を受診してください。
