子宮頸がんワクチン どうする?中川恵一准教授の記事のコンテンツで、子宮頸がんワクチンに対する賛否両論を紹介しました。
ワクチンが効果的とはわかっていても、怖いと考える人は多いはずです。
検診で早期発見できれば治療も容易
上のコンテンツでは「安全な性行為を」と書きましたが、相手のあることなので、自分が気をつけていてもどうにもならないこともあります。
そこで、何が大事になってくるかというと・・・
それは
子宮頸がん検診
ではないでしょうか?
一般的に、がん検診は40歳を過ぎる頃から勧められていますが、子宮頸がんは20代でも発症するので、若いうちから検診を受けたほうが安心なのです。
職場や住んでいる市や町でも検診は行われているはずです。
子宮頸がんの検診は「子宮頸部細胞診」と呼ばれています。膣内に綿棒を挿入し、子宮頸部や膣内の粘膜を採取した後、その粘膜を顕微鏡で調べてがん細胞の有無を確認する検査です。
痛みはほとんどなく、正診率も90%以上です。
2013年は2656人の女性が子宮頸がんで亡くなっていますが、子宮頸がんは早期発見すれば治療はしやすく、予後の経過も良好です。
ただし自覚症状は少ないので、検診が大事なのです。
ワクチン接種については賛否両論あるため判断が難しいですが、検診は間違いなく必要であり、効果的です。
「若いからがんの心配はいらない」と考えず、子宮頸がん検診も意識して下さい。