昔私がエロに目覚めて、「セックスの時って何すりゃいいんだ?」と疑問が起きた時、読んだ本があります。
 
それが「正常位の研究(Amazon)」。
 
著者は日向野春総(ひがの はるふさ)医師です。

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いわゆるセックステクニック本です。私が若い頃の話なので、初版は古く1989年4月です。
 
「セックスはこうやります」的な知識が皆無だった私に、大いに指針を与えてくれました。
 
いざ実戦という時に何も”持ちネタ”がないと、何とも不安なものです。
 
この本のおかげで、初心者なりの基礎知識の一部は身につけられたつもりです。
 
 
その本に、こんなことが書いてありました。
 
「浮遊感・不安定感で女性の性感に火をつける」
 
あまり聞きませんが、なかなか興味深い内容です。

女性が性的エネルギーをかきたてられる原因のひとつに、平衡感覚の乱れがあげられる。
 
ちょうど高いビルなどの上から地上をのぞき込むと、足の裏などにむずがゆい感覚が走るが、それのもっと強い感覚と思えばいい。
 
空中ブランコの演技を行う女性たちに対する調査で、彼女たちはアンケートに対してこう答えている。
 
「ブランコのバーから手を離し、体が空中に浮いた際、むしょうに男性が欲しくなることがある」

男性でも高い所から下を見ると、股間がヒュッとします。あれと似た感じでしょうか。
 
一昔前にウォーターベッドが大流行し、ラブホテルでも盛んに採用されました。(その後はあまり聞きませんが)
 
あのフワフワした感覚を好む女性は多く、独特の浮遊感覚で性感を高めることにもつながっていたのかもしれません。
 
不安定な感覚、あるいは浮遊感が女性の性感を高めるという話は、私はあまり聞いたことがありません。
 
しかし、いわゆる”お姫様抱っこ”を好む女性が多いことを考えると、それほどハズした考えでもないのかなと思えます。

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”ちょっと不安定”にして女性の性感に火をつける 正常位や座位で

それで、これをセックスにどう活かすのかというと、日向野医師は
 
ちょっと不安定な体位を採用してみる
 
ことを提案しています。
 
つまり、

女性の体が宙に浮くような姿勢をつくり、女性の平衡感覚を崩して、性感に火をつけてやる

わけです。
 
女性が上になっているカップル
 
「浮かせる」といっても、それほど高度なワザではなく、「ちょっと持ち上げる」だけでOKです。
 
正常位ならこんな感じです。

・正常位でセックスするとき、挿入したまま女性の腰を両手で持ち上げる

・そのままピストン運動

・子宮を中心とした下半身が浮遊状態に

・女性の性感が高まる 安定感を求めて男性にしがみつこうとすることも

 
もうひとつ、座位であればこんな工夫も。

・対面座位で、女性の両脚を男性の肩に乗せる

・女性は両腕を男性の首にまわし、体を支える

・女性は腰だけが接地しているので不安定になる

・しかもかなり深い挿入が可能

 
騎乗位で女性を不安定にするには・・・

・女性を乗せた状態で、ブリッジのように腰を上げる

・女性の両脚を両手で押さえ、結合部分だけで女性を支える

・男性の負荷が大きいので長く続けられないが、女性の不安定感は高い

 
”女性を浮かせる体位”といえば、駅弁スタイル(立位)が典型です。

・男性は女性の両脚あるいは腰に手をまわして持ち上げる

・女性は男性の首を両手で抱える

・その状態で挿入 ピストン運動が難しければ、結合部分に力を入れるだけでもOK

 
いずれも女性を持ち上げることになり、男性への負荷が大きい体位です。
 
男性には大変ですが、セックスにちょっと変化をつける意味でも、試してみてはいかがでしょうか。
 
(立位では、男性は腰を傷めないようご注意ください)

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