夫婦の会話では、ちょっとした発言が相手の気分を害したり、お互いの雰囲気が険悪になってしまうものです。

それまで溜まっていた相手に対する不満が、小さな一言で爆発したり、そのまま関係が決裂してしまうことになりかねません。

”戸締め言葉”の例 江戸時代から嫌われていた言い方

「日本スピーチ・話し方協会」代表の大橋照子さんは、
 
「いやあ」「でも」「だって」「そうはいっても」
 
などの「否定語」を、会話の初めに使うのはダメ、としています。
 

 
例えば夫が「明日の旅行楽しみだね」と始めた会話に対して、妻が「でも、どこに行っても渋滞よ」と返したらどうでしょうか?
 
会話がいきなりギクシャクするのは明白です。
 
大橋さんによると、

こういう言葉を『戸締め言葉』といい、まさに相手との間の戸を閉めて会話を遮る言葉です。
 
否定形で受けては次が続かないので江戸時代から忌み嫌われていました。

なのだそうです。
 
気分によってはつい使ってしまいがちな言葉ですが、会話は相手があってのもの。
 
小さなこと(言葉)の積み重ねが、セックスレスをはじめとする”すれ違い”につながっていくと考えましょう。