別コンテンツでは、高校生が包茎である割合は25%と紹介しています。

つまり、75%はそれまでに包皮がむけるわけですが、なかなか剥けない男子本人や親御さんは気をもむことがあります。

自宅でできる包茎対策2つ

成長とともに自然と剥けるとはいえ、何も対策をとらず「自然に任せる」というのも心許ないものです。
 
自発的にできる手段はないかな?と考えるのは無理もありません。
 

 
そこでここでは自宅でできる包茎対策を2つ紹介します。
 
1 軟膏すりこみ法
包皮口に軟膏を塗り、清潔に保つことで包皮の拡張を促す方法です。綿棒の先に塗った軟膏を、包皮口から毎日少量ずつ塗り込みます。
 
この方法では、抗生物質を含んだ軟膏を用います。清潔を保つのが目的なので、ステロイドなどの成分を含有した軟膏は必要ありません。副作用を考えれば、使うべきではありません。
 
この方法は包茎改善にかなり有効とされています。
 
2 包皮ずり下げ法
文字どおり、包皮を根元へ向かってずらす方法です。一日数回行うと、だんだん亀頭が露出するようになり、半年から1年でほぼ完全にむけるようです。
 
このやり方の注意点は、何といっても包皮を無理にずらそうとしないことです。特に乳児期は、亀頭と包皮が一体化しており、まだ剥けません。
 
無理に「ずり下げ」を行うとただれたり、出血することもあります。絶対にやめましょう。
 
 
また、狭い包皮口から亀頭が飛び出た状態で止まってしまうと、いわゆるカントン包茎になり、包皮口が亀頭を締めつけたままになります。
 
指で押して元に戻れば問題ありませんが、カントン包茎のままだと血流が阻害されるので、場合によっては手術が必要です。
 
ずり下げ法は根気よく、少しずつ続けましょう。

自宅でできる包皮口拡張法 自宅ではキトー君を使う

現在は包皮切除手術を行うクリニックも多く、施術を受ける男性も増えているようですが、手術に不安を感じる人もいます。
 
(男性の不安を煽り、高額の手術を強引に勧めるクリニックもある、という報道もありましたね)
 
自分の子供が包茎という親御さんであれば、「子供の包皮を切除してしまう以前に、できることはないだろうか?」と考えるのは自然でしょう。
 
上の記事では軟膏すりこみ法・包皮ずり下げ法を紹介しました。
 
ここでは、包皮を拡張する方法をまとめます。

包皮口拡張法 切除手術なしで包茎を治す キトー君でもOK

「ペアン鉗子(かんし)」という器具を用い、包皮口を少しずつ広げる方法です。この器具を使っての矯正は病院のみで行われています。
 
ペアン鉗子の先端を包皮口に入れ、痛みが出ない程度に広げます。その状態を数秒間キープした後、鉗子を抜きます。(この時点で軟膏を塗り込むと矯正効果がさらにアップします)
 
これを続けていくと包皮もだんだん広がるようになり、亀頭も自然と露出するようになります。恥垢もとれやすくなって衛生面でも改善されます。
 
無理に広げない限り痛みはありませんし、とくにデメリットもありません。時間はかかりますが、包茎矯正法としてはかなり優れています。
 

 
唯一の欠点は、ペアン鉗子が病院でしか使えないことですが、「キトー君」という名称で、同様の機能を持つ器具が市販されています。
 
この器具については包茎矯正器具 キトー君使ってみましたコンテンツをご覧ください。
 
いずれのやり方でも、無理をしないことが大切です。