当然のことですが、子供の間は誰でも包茎です。
成長するにつれて亀頭を露出させられるようになってきます。
このコンテンツでは、子供の包皮や包茎の割合などについてまとめています。
胎児・子供の成長と包茎
包皮ができ始めるのは受胎後8週目くらいで、ペニスができると共に包皮も形成されていきます。この時点では、ペニスの先端まで包皮でおおわれていて、亀頭部分は見えません。
このとき、包皮と亀頭表面の間には、薄い細胞層があります。
この層は成長とともに壊れていき、包皮と亀頭表面の間には少しずつ隙間ができてきます。この隙間が亀頭全体に広がると、包皮は手で剥けるようになります。
包皮の「反転」ができるようになる時期は、3歳から20歳まで、人によってかなり差があります。
赤ちゃんや幼児が包茎なのは、「お漏らし」によるアンモニアや雑菌から、デリケートな亀頭を守っているから、という説があります。
これは包茎によるメリットなわけですが、ある程度成長してお漏らししなくなってくると、(真性)包茎のデメリットのほうがクローズアップされるようになります。
包茎とは、ペニスの皮(包皮)が亀頭を覆っている状態をいい、病的症状が出ていない限り異常ではありません。男性は本来包茎なのです。
包茎のペニスは、花のつぼみに似ています。
つぼみを縦に二つに切り、横から見ると、一番外側の花弁が一番上まで花芯を包んでいます。この花弁が包皮、花芯が亀頭にあたります。
大人になり、普段は包皮をかぶっていても、皮をむいて亀頭が露出させられれば仮性包茎です。これは特に問題はありません。
しかし大人になっても包皮がめくれず、亀頭が出ないと真性包茎です。この場合は何らかの対処が必要です。
子供の包茎割合と包茎による病気
上で紹介したように、幼い男子は誰でも包茎であり、成長するにつれて包皮が剥けてきます。
その過程の進み方は個人差があるので、親御さんからすれば「うちの子供はまだむけてない・・・他の子供さんはどうなのだろうか?」と気になるかもしれません。
子供はどれくらいの割合で包茎なのでしょうか?ある統計によると、日本の男子が包茎である割合は
・一歳までの乳幼児 86%
・3歳児 34%
・高校生 25%
なのだそうです。
以前は「(真性)包茎のままだと陰茎がんになりやすい」といわれていましたが、現代ではこの見解は間違っているとの説が有力になっています。
包茎により、かかるリスクが上がるのは亀頭包皮炎という感染症です。
これは包皮を手で触ったりすることで包皮内に雑菌が付着し、膿や炎症を起こす症状です。進行するとペニス全体が大きく腫れ、排尿にも痛みが伴うようになります。
包皮を剥いて清潔を保てる仮性包茎であれば、この亀頭包皮炎も予防できるので特に問題はありません。しかし皮がむけない真性包茎は、不衛生になりがちで亀頭包皮炎のリスクも高まるため、何らかの対処が必要です。
ちなみに、包茎だから性病にかかりやすい、ということはありません。
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