早漏は一般に男性諸氏には「恥ずかしいこと」と認識されているようです。
 
確かに、性交時にあまりに早く射精してしまうと女性を満足させることができず、男性として自信を無くしてしまうのも無理はありません。

そのため、早漏対策には昔から言い伝えられているものもあります。
 
このコンテンツでは、射精を遅らせる方法をまとめています。

射精を遅らせる方法

よく知られているのは、射精しそうになったら
 
「畳の目を数える」あるいは「天井のシミの数を数える」
 
といったものです。
 
これらはいずれも意識を性行為からそらす意味があり、言うなれば射精とは関係ないことに脳を働かせるものです。
 
ある程度の効果はあるようですが、実際にはベッド上だったり、暗かったりで実践できないという話も。
 
そこで、射精しそうになったら性行為以外のことに意識をとりあえず向けてみましょう。
 
ベッドで手を合わせるカップル
 
適度な飲酒も早漏防止に効果があります。
 
アルコールは大脳の働きを低下させ、末梢神経を鈍くするので早漏にも改善作用が規定できます。
 
コンドームを重ねてつける、あるいは厚手のコンドームを着けるのも効果的です。
 
もうひとつ射精を遅らせる方法として、昔から伝えられているものに「会陰を押す」というものがあります。
 
会陰とは肛門と陰のうの間の筋肉を言います。
 
射精しそうになったらこの部分を指で強めに押すと射精が収まるのです。
 
また人差し指と親指で輪を作り、陰のうを体から離すように引っ張るのも射精を遅らせる効果があるようです。
 

「トノス」「トノヒメ」の使い方

早漏を改善する薬としては「トノス」「トノヒメ」という塗り薬がよく知られています。
 
トノスには男性ホルモンと局所麻痺剤が配合されており、亀頭部に塗って使用します。性器の感度が鈍るので、射精時間を遅らせることができるのです。
 
小豆大のトノス(約0.1g)を亀頭部に塗ると20分から30分で感度が鈍ってきます。
 
性器に麻痺感が出てきたら、塗布部を拭き取るか洗い流して性行為を行います。拭き取り等ができないときはコンドームをつけます。
 
シャワーを浴びる際に塗り、効果が出たら最後に洗い流す、という段取りがおすすめです。

セマンズ法・スクィーズ法とは

早漏を改善する方法として、セマンズ法・スクイーズ法があります。どちらも治療というより、訓練・トレーニングのイメージに近いものです。
 
セマンズ法とは、パートナーにペニスを刺激してもらう方法です。
 
パートナーの刺激により射精しそうになったら刺激を止めてもらいます。適宜ローションなどを使っても良いでしょう。
 
性感が弱まったら再び刺激してもらい、射精しそうになったらまた止める、を繰り返すのです。
 
これを4回繰り返した後は、射精するまで刺激してもらってもOKです。
 
これは射精感に耐える訓練であり、射精までの時間を延ばすねらいがあります。
 
ベッドで女性が上
 
セマンズ法ではパートナーの協力が必要です。刺激を続けるのはパートナーにとってかなりの負担になりえることを男性は自覚しておきましょう。 
 
スクイーズ法はセマンズ法を進めたトレーニング法で、ペニスは女性の膣内に挿入して刺激を受けます。
 
射精しそうになったら一旦挿入を外し、ペニスを指で圧迫して射精感を弱めます。
 
射精感が弱まったら再び挿入してペニスを刺激し、射精直前でまた挿入を外してペニスを圧迫、を繰り返すのです。
 
スクイーズ法を行う場合はパートナー上位か、横向きになってもらうのが良いでしょう。いずれにしても相手の協力が必要になります。
 
ひとりで訓練する場合は、自慰で射精しそうになったら手で握り締めて我慢する、という方法があります。
 
性感が収まったらまた刺激を続ける、というセマンズ法と同じ手法を自慰でも行うわけです。
 
射精を遅らせるための訓練とは言っても、度が過ぎると膣内の刺激では射精しなくなることがあります。
 
ペニスへ過剰な刺激を与えるような自慰を続けていると、特にそうなりがちです。
 
早漏対策をいくつか紹介しましたが、なかなか射精しない男性があまり歓迎されないケースもあるのは頭に入れておくべきではないでしょうか。