前立腺肥大症の治療には、α1遮断薬という薬が主に使われてきました。
 
この薬は、尿道の筋肉や前立腺に存在し、排泄行動に関わっているα1受容体に作用して排尿障害を改善します。

前立腺が肥大している人は、多くの場合EDにも悩まされています。前立腺肥大症とEDは、共に動脈硬化の進行による血流障害が原因だからです。
 
検査中の女性
 
ということは、前立腺肥大症を改善する薬は、EDにも効果を発揮してくれるわけです。
 
実際に、日本でも認可されている、前立腺肥大症治療薬「ザルティア」は、勃起改善薬として販売されている「シアリス」と成分は全く同じです。
 
つまり同じ薬が、別の名前で販売されているのです。
 
ザルティアは保険診療薬として処方されますが、ED治療には保険診療外薬として扱われます。これを区別するために、シアリスと別の名前がつけられているのです。
 
 
ザルティアが処方されるためには、厳しい条件をクリアする必要があります。
 
まず対象は満50歳以上の人のみ。加えて医療機関で尿流測定や残尿測定、前立腺超音波検査などを受けて、前立腺肥大症であると診断されることが条件です。
 
ちなみに、1日あたりの平均排尿回数が8回以上なら、前立腺肥大が疑われます。(通常は5~6回)特に、夜に何度も排尿のために起きる人は注意が必要です。
 
男性医師

勃起改善薬の効果や副作用

勃起改善薬が世の中に登場してから、結構な時間が過ぎました。
 
「バイアグラ」に始まり「シアリス」「レビトラ」が続いて、現在はカマグラゴールドはじめ多数のジェネリック薬が販売されています。
 
何らかのED治療薬使用経験のある男性の数はすでに相当な数に達しているでしょう。
 
当コンテンツ作成時点において、日本で使われているジェネリック以外の勃起改善薬は
 
・バイアグラ
・レビトラ
・シアリス

 
の三種類です。
 
これらは「薬」なので、勃起を促す作用が確認されているわけですが、その効果の出方や特徴は微妙に違いがあります。
 
(このコンテンツは雑誌週刊現代 2013年 12/21号182~183ページを参考にしています)
 
これら三つの大まかにまとめると、
 
・強い硬度が得られる「バイアグラ」
・飲んで10分後に効果が表れ始める即効性が売りの「レビトラ」
・飲んで1日半もの効果が期待される持続性が売りの「シアリス」
 
であり、
 
・硬さのバイアグラ
・効果が早く出るレビトラ
・効果が長く続くシアリス
 
といえます。
 
医師4人
 
「現代」の記事には、レビトラを服用した男性の体験談もあります。

「泌尿器科の先生にレビトラを処方してもらいました。『効きが悪くなるので、満腹時には飲まないように。服用前には脂っぽい食事も避けて』と言われたので、彼女との夕食はお寿司です。
 
服用後30分くらいで効くらしいのですが、1時間前からスタンバイしていると、キスした瞬間から勃起してきたのです。私のムスコは120%頑張ってくれました。
 
聞くと、彼女は5年ぶりのセックス。「これっ、すごいわ!」と感激し、私の背中に爪を立てながら昇天する姿を見て、男としての自信を取り戻しました」

 
川崎医科大学泌尿器科学教室の永井敦教授によると、ED治療薬を処方している人の40%近くは、65歳以上の高齢者だそうです。
 
性の楽しみを得るのに、年齢制限はありませんし、必ずしも勃起を伴う必要もありません。
 
しかし男性が「勃起させたい」と望むのであれば、現在は勃起改善薬の力を借りるのも選択肢のひとつになっているのは間違いありません。