セックスレスの原因はいろいろありますが、もっともありがちで深刻なのは「性行為の能力が衰えてきたから」ではないでしょうか。
男性は「勃起するかどうか」というわかりやすい基準があるので、うまくいかない場合は自信を失い、精神的なダメージをも受けてしまいかねません。
(このコンテンツは雑誌壮快2014年03月号54~55ページを参考にしています)
性行為による満足感は勃起の有無だけに左右されるわけではありませんが、年齢とともに体の機能は衰え、性ホルモンの分泌量も減ってきます。
これは避けられない現象であり、その対策として各種サプリメントや勃起改善薬が流通しています。
それらを利用するのも、対処法のひとつなのですが、少なからず費用がかかってしまうのが玉にキズ。
日本性科学会名誉理事長で、医学博士の野末源一医師は、朝の時間の活用を勧めています。
朝は性行為を行うのに適した時間帯であり、セックスレス解消にも役立つのだそうです。
その理由は、性ホルモンの分泌量にあります。
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テストステロン分泌量は朝~午前中が高い
男性の性行為に大きく関わっているホルモン、テストステロンは、一日の間でも分泌量に差があります。
午前3時ぐらいから徐々に増え始め、朝方から午前中に最も高い状態が続き、昼から夜にかけて減っていきます。
つまり、午前中のほうが男性の性的興奮が高まりやすい、というわけです。
セックスというと夜のイメージがありますが、男性ホルモン分泌量の観点からは午前中のほうが好ましいのです。そのため、野末医師は「朝セックス」を推奨しています。
「朝立ち」しているのであればそのまま行為を始めても良いですし、朝立ちが無ければまずはシャワーを浴び、そこからセックスに取り掛かります。
テストステロンが多いので性的興奮は高まりやすく、行為も容易になるのです。
朝セックスの前には排尿は済ませておきましょう。膀胱の緊張がなくなり、射精までの時間が長くなります。
中高年の男性で、性機能の低下とセックスレスに悩んでいるなら、一度「朝セックス」を試してみてはいかがでしょうか。
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