国産コンドーム第1号は、1909年に誕生しました。
遊郭だけで使われていて、品質も悪かったそうです。
(このコンテンツは週刊現代2017年4/22号(Amazon)75ページを参考にしています)
日本軍内でコンドームは必需品
性病は伝染力が強かったため、戦時中の日本軍は性病の予防に気を遣っていました。
脚気や肺結核と同様に、特別の対策をとっていたのです。いきおい、コンドームの使用が推奨されました。
陸軍が兵士に配布したコンドームの名前は「突撃一番」。現在コンドームの国内シェアトップ企業オカモトの前身である「理研ゴム工業」が製造していました。
紙の袋に入っていて、裏側には陸軍の星のマークが印刷されていました。
性病を防ぐため、事後に局部に塗る「星秘膏(せいびこう)」という消毒薬も支給されていました。
海軍では「鉄兜」という名前のコンドームが支給されています。
基本2個ずつの配布でしたが、兵士が希望するなら無料でさらに追加支給していたそうです。
ちなみに、「突撃一番」が配布されていたにもかかわらず、陸軍で淋病が流行したことがありました。調べてみると、使用するコンドームが破れているとのこと。
原因は、使い方を知らない童貞の兵士が、先端の「精液だまり」にまで性器を入れようとして使っていたのでした。
それ以後、軍用コンドームは精液だまりの無い「坊主型」が主流になりました。