1960~1970年代くらいの生まれの人は、、
コーヒーは体に悪い
というイメージがありませんか?
実はコーヒーは健康面でも、男性にとってもうれしい作用を持っているようです。
(このコンテンツは「カフェイン もうドーピングなどとはいわせない(Amazon)」岡希太郎90~91ページを参考にしました)
コーヒーで性的活動量アップ 精子も元気に
私も少し前まで、コーヒーに対してなんとなくネガティブな印象を持っていました。
しかし近年、「コーヒーは体に良い作用がある」という報告が増えています。
これはエッチ系の作用も同様で、東京薬科大学の岡希太郎名誉教授は著書「カフェイン もうドーピングなどとはいわせない」の中で、その旨の主張をされています。
以下に一部を抜粋して紹介します。
1990年のやや古い調査ではあるが、60歳以上の既婚男性高齢者の35.5%がEDで悩んでいた。女性の方には率はやや少ないものの「盛り上がらない」という悩みがあった。
原因として、心発作の既往歴、尿漏れ、睡眠薬使用などあったものの、もう一つ大事なのは、少なくとも一日一杯のコーヒーが女性のアクティビティーと男性の持続力を向上させていたという。
これだけではちょっと漠然としていますが、わかりやすい研究結果もあります。
もっと具体的な調査研究によると、日常コーヒーを飲んでいると1~3杯で5%、6杯以上で10%、精子活動性が向上していた。
カフェインが精子の活動性(運動能力)を向上させることは以前から知られていたし、凍結保存するときにカフェインを加えておくと活動性が維持できることも解っていた。
ただし、60歳を過ぎて一日に6杯のコーヒーを飲んで精子活動性を10%上げたとしても、年齢変化から計算すると、ほんの3、4年若返るだけである。
でも世の中は面白いもので、たったそれだけでも「3年前は頑張れた!」といってまた頑張り続ける人がいるのである。
ちなみに精子活動性が最も盛んな年齢は30~35歳で、55歳になると約半分に減速する。
コーヒーは精子の活動を盛んにする効果があるようです。これは、若い人が飲んでも同じと考えて問題ないでしょう。
勃起力改善の効果も
さらに、勃起力改善の可能性も指摘されています。
もっと重要な実験もある。
結論だけ書くと、コーヒー3杯に相当するカフェイン300mgを健康な成人男子に投与して調べてみた。すると、前腕の血管に一酸化窒素(NO)が出てきて、血圧と血流量が増えたのである。
腕の血管は平滑筋で出来ているが、同じ平滑筋で出来ている大事なところの血管がある。それが海綿体だ。
一昔前の「コーヒーは体に悪い」というイメージを覆すように、最近は「体に良い」という報告が相次いでいます。
糖尿病や肝臓がん、アルコール性肝炎やパーキンソン病を防ぐ効果があるとも言われています。
「一酸化窒素発生&血流量アップ」とくれば、それは勃起力アップに貢献する可能性もあるわけで、コーヒーの良い効果のひとつとして問題ないでしょう。
ただし、このコーヒーの作用は、バイアグラなどと比べれば極めて小さいのは認識しておく必要があります。もしかしたら「気休め」の部類に入るかもしれません。
「コーヒーを飲んだらすごく勃起するようになった!」という話は聞いたことありませんし。
とはいえ、「多少なりともエッチ系に良い作用がある」と知っていれば、コーヒーを楽しむ理由がひとつ増えます。
「体に悪い」イメージはもはや昔のものなのです。
コーヒーを飲む際は味や香りに加えて、健康効果にエッチ系の効果も頭の片隅で意識してみてはいかがでしょうか。