男性器の「包茎」は、男性だけの悩みではありません。
 
パートナーの女性や、子供さんの包茎を見たお母さんが「これって大丈夫かな?」と心配になることもあるようです。

結論としては、深刻な状態になるケースは極めて少ないのですが、ニオイなどが気になると女性側から「どうにかしたほうが良いんじゃない?」と考えることはあり得ます。
 
もちろん男性本人が「手術したほうがいいかな・・・」と悩むこともあるでしょう。
 
このコンテンツでは、包茎の基礎知識と手術など対処についてまとめています。

二種類の包茎 真性なら要注意

上で紹介しているように、エルシーラブコスメティックさんのサイトにも包茎に関するコンテンツがあるのはご存知でしょうか?
 
エルシーさんのメインユーザーは女性です。
 
そのサイトに包茎のコンテンツがあるということは、男性器を見て「皮がかぶってるけど?」と疑問を持つ女性が多いのでしょう。
 
男性は特に意識していなくても、女性のほうが「大丈夫なのかな?」と気にしているケースもあるかもしれません。
 

 
女性にはなじみがない「包茎」とは、先端部分(亀頭)が皮で覆われてる男性器のことです。昔は「皮被り(かわかぶり)」なんて言い方もしていました。
 
女性のクリトリス(男性器にあたる部分です)にも「包茎」があり、クリトリスが皮がかぶっているケースは珍しくありません。
 
これは病気でも何でもなく、心配する必要はないものです。

二種類の包茎 仮性と真性

男性の包茎には主に、下の二種類があり、
 
・仮性包茎
・真性包茎

 
この二つの違いは以下のとおりです。

仮性包茎
普段は皮におおわれていても、勃起時などには亀頭が皮を「脱ぐ」ことができる。
 
真性包茎
勃起時も亀頭が皮を脱げない。常に亀頭が皮におおわれている。
 

 
皮をずらせば亀頭が露出するのが仮性包茎で、日本人男性の多くはこの仮性包茎です。
 
仮性包茎では亀頭が刺激に弱いケースがあります。これは早漏の原因になりえます。また、お風呂の時は皮をむいて亀頭をキレイにしないと、悪臭や病気の原因になることもあります。
 
これらを注意すれば、仮性包茎はそのままほっといても何も問題なく、性行為も普通にできます。
 
ただし、真性包茎の場合は話は別です。真性包茎は、早めに対処しましょう。
 
真性包茎では亀頭が皮に包まれて露出しないので、亀頭を洗えません。つまり、垢(恥垢)が溜まりっぱなしで、不衛生な状態が続きます。
 
そのまま放置しておくと、亀頭包皮炎という病気になったり、場合によっては陰茎がん(ペニスのがん)になるとの説も以前は唱えられていました。(下の記事をご覧ください)
 

包茎の対処法 包皮切除手術やキトー君による矯正

対処としては、ペニスの皮を切除する手術を受ける、矯正器具で包茎を治すといった方法があります。
 
手術は、「ひとつウエノ男になる」っていう広告でおなじみのアレですね。男の人がセーター(?)を鼻のあたりまで上げて包茎の皮を表してます。余分な包皮(セーター)を手術で切るわけです。
 
矯正器具は、亀頭を露出させられるよう皮を広げて、真性包茎を仮性包茎にするものがあります。
 
その名もキトー君(爆)!
 
キトー君
 
なかなかスゴいネーミングです。
ペンチのような外観で、皮をグイッと広げた状態で固定するための器具です。
 
管理人はキトー君を実際に使ってみました!
レビューはこちらです。
↓ ↓ ↓
キトー君DX購入して使ってみた体験 真性包茎に
 
キトー君で亀頭の皮を広げた画像をネット上にアップはできないので、指サックを広げてどれくらいの効果があるか検証しています。
 
興味をお持ちなら、参考にしてみて下さい。
 
彼氏さんや息子さんが真性包茎だったら、手術や矯正器具で早めに対処するよう勧めてみて下さい。
(ただし包皮は切除しないほうが良いとの主張もあります)

包茎はがんになる? その他の弊害と対策

上で「真性包茎を放置していると陰茎がんになることもある」と紹介しました。
 
これについてもう少し詳しくお知らせします。
 
真性包茎のままだと、包皮におおわれている部分に垢(恥垢)がたまります。この垢が陰茎がんを発症する原因になる、と考えられていました。
 
リスクがあるのは男性だけではありません。
 
女性との性行為で、この恥垢が女性器内に付着すると、子宮剄がんを引き起こす、という説もあったのです。
 
この件については昔からさまざまな研究が行われました。
 

 
その結果・・・
 
現在では、恥垢と発がんリスクは直接関係はない、との説が有力
 
ということがわかりました。
 
つまり、包茎であっても陰茎がんや子宮剄がんになるとは考えられない、ということです。
 
包茎(仮性・真性を問わず)であることの弊害は、がんよりも・・・

・亀頭部分の成長が阻害され、「小さいまま」になる(男性にとってはこれが一番深刻かも?)
 
・恥垢がたまるので臭いが出る 不潔になる
 
・不潔なので、女性から男性への「オーラルセックス(いわゆるフェラ)」は敬遠される
 
・亀頭が包皮に包まれているので刺激に弱く、早漏気味になる

 
・・・といったことのほうが大きいかもしれません。
 
真性包茎はもちろん、仮性包茎でも包皮をむくことなく放置していたら、上のような弊害は起きえます。
 
仮性包茎であれば、定期的に亀頭を洗う、露出させるなどの対処でOKです。真性包茎なら、上で紹介した対策をとったほうが良いでしょう。
 
がんの心配は無さそうですが、臭いなどの弊害は仮性よりも深刻です。
 

「包茎」の不安につけこむ悪徳美容医師 治療や手術

「包茎」について、気になる記事があったので紹介します。
 
 
不安脅迫医療「男のデリケートな悩み」につけこむ悪徳美容医師の脅し文句
「がんになる」「モテない」即日100万円の高額手術、被害相談相次ぐ
sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140827/wlf14082707000002-n1.htm
 
記事の内容をざっくりまとめるとこんな感じです。

・被害にあっているのは包茎を気にしている男性
 
・雑誌やネットの広告を見て、包茎手術をしようと美容外科を訪れる
 
・男性を「ペニスのがんになる」「重症だ」「モテない」などと脅すクリニックもある
 
・広告には「10万円程度の費用」とあるのに、クリニックでは「オプション手術が必要」などといわれる
 
・なし崩し的に、100万円を超える高額契約を結ばせるクリニックもある

 
包茎とは簡単に言うと、皮をかぶったペニスのことです。上で紹介しているように、包茎には主に以下の二種類があります。
 
・仮性包茎
・真性包茎
 
です。
 
仮性包茎であれば(亀頭が露出できれば)、特に問題はありません。手術も何もしなくてOKです。
 
仮性包茎は亀頭を清潔に保てるので、何も対策をとる必要はありません。というか、男性の圧倒的多数は仮性包茎なのです。「普通」といっても過言ではありません。
 

 
国によっては、割礼といって包皮を切除する風習があります。そんな国の男性は、仮性包茎の人はほとんどいません。
 
そして
 
真性包茎は問題ありだが、安価な対策はある
 
と改めて強調しておきます。
冒頭で紹介した記事にもあるように、100万円もかかることはありません!
 
真性包茎であっても、がんや血流阻害などの重症になることはまずありません。
 
昔は包茎だと陰茎がんになるという説もありましたが、いまではその説には根拠がないとの主張が有力です。(そもそも、陰茎がんなんて聞いたことないですよね?)
 
真性包茎で唯一気になることといえば、亀頭部分に垢がたまって不潔になることです。
 
だからといって、対策には何十万円もかかるわけではありません。
 
このサイトでも紹介している「キトー君DX」という矯正器具は12800円です。
 
キトー君は包皮を広げて、真性包茎を仮性包茎にする器具です。ちょっと時間はかかりますが、自宅で治せますし、治らなかった場合は返金保証もついています。
 
キトー君
 
手術で治すなら、まずは泌尿器科に行きましょう。保険診療できるかどうかがわかります。
 
人によって違いますが、保険診療(3割自己負担)なら、6千円くらいで治療できるのです。
 
どうでしょうか?
真性包茎であっても、そうそう病気になるわけはないし、治療するにしても何十万円もかかることはないのがわかるのではないでしょうか。
 
もしあなたの親しい男性が包茎で悩んでいる(そぶりがあったら)上の内容を話してあげて下さい。
 
デリケートな話題だけに気を使いますが・・・。