話題になっている「膣トレ」以前にも、いわゆる「名器」を作るためのトレーニングは存在しました。
「締まりを良くするため」という名目で、「膣トレーニング」と「名器トレーニング」はほとんど同じと考えて問題ありません。
どちらもやり方はいくつかあり、共通している動作もあります。その動作をする理由も重なっています。
気付いたものを挙げてみます。
締まりを良くするために欠かせない動作
「膣トレ」と「名器トレ」に共通していることで、一番大事なのは・・・
肛門から膣口、尿道口にかけてキュッと締める動作
ではないでしょうか。
これは、いろんな膣・名器トレーニングに出てくるポイントです。
この時動く筋肉を「骨盤底筋群」と呼び、文字どおり骨盤の底を作っている筋肉です。
普段はあまり意識しませんが、トイレ(大・小どちらも・・・)を我慢する時に「キュッ」と締める筋肉が「骨盤低筋群」です。
目立ちませんが、極めて大事な働きをします。
女性がふとしたはずみで「尿もれ」してしまうなら、この筋肉が弱っている可能性があります。
つまり尿もれ対策には、肛門や尿道を締める運動が効果的なのです。これはそのまま、膣トレ(名器トレ)を兼ねていると言えます。
腹式呼吸も名器トレーニングに
もうひとつ、二つのトレーニングに共通してるのは
深い腹式呼吸をする
です。
意識して腹式呼吸をすると、下腹が動きます。
下腹は膣が収まっている部分なので、そこが動けば、当然膣も動きます。動かすということは筋肉を鍛えることにつながり、膣の運動になるわけです。
深い呼吸なしで、下腹だけを動かしてもいいのですが、ゆったりした腹式呼吸を伴うと、膣の動きがイメージしやすくなります。
「ちつトレ」の提唱者である萩原かおるさんも呼吸と一緒にやるよう勧めています。
太ももを閉じるトレーニング
そして最後に、これは「膣トレ」のほうではあまり強調されていないかもれませんが、
太ももを閉じる動作
は「名器トレ」ではよく挙げてあります。
性器周辺にすごく近い、太ももの付け根周辺の筋肉を使う動作です。
適当な大きさのボールや空のペットポトルを太ももに挟み、つぶすように脚を閉じて太ももの内側を鍛えます。
膣にボール状のグッズを入れて鍛えるやり方もありますが、自宅以外ではさすがにそのトレーニングはできません。
なので外では、「キュッと締める」「深呼吸」「脚を閉じる」を意識してみてはいかがでしょうか。