性行為に関する記事を読んでいると、「ドライオーガズム」なる言葉を目にすることがあります。
これは「射精を伴わない男性のオーガズム」のことで、精液が出ないので「ドライ」なわけです。
一般に男性のオーガズムはペニスの刺激により得られますが、ドライオーガズムでは前立腺を刺激することで性感を高めます。
前立腺は膀胱の下にある生殖器のひとつで、一般的には「前立腺がん」の話題になることが多いですが、「男のGスポット」と呼ばれるほど性的トピックにも登場するパーツでもあるのです。
前立腺は子宮の痕跡器官で、大きさはクルミほど。直腸の内壁ごしに存在が確認でき、脈動が感じられる場所が前立腺とされています。
刺激する手段にはいくつかあり、専用のマッサージ器具も販売されていますが、ローションをつけた綿棒を挿入するのがもっとも手軽ではないでしょうか。
横向きに寝て、膝を抱えた状態で肛門に綿棒を入れるのです。優しく刺激するよう注意しましょう。
前立腺を刺激すると、「射精前の快感がずっと続く」とも言われています。ネット上や雑誌で紹介されている、その感覚を羅列してみます。
・男性でも思わず吐息をもらしてしまう
・体が熱くなってくる
・下半身がくすぐったくなる
・前立腺がビクビクと痺れる
・鳥肌が立つ
・天にも昇るような、未知の快感
・射精前の状態が波のように何度も続く
・果てるまでに1時間かかることも
なかなか凄い体験ができそうで、積極的な方はすぐにも試したくなるところですが、注意点もあります。
綿棒や器具を肛門に挿入した際、直腸の粘膜を傷つけてしまうと、出血が止まらなくなることがあります。
最悪の場合、手術が必要になります。もしも実践するなら、くれぐれもお気をつけ下さい。